【ちがいをたのしむ会】特設ページ

ちがいをたのしむ会は、終了しました
多くの方にご参加いただき感謝申し上げます。



“違う=間違い”じゃない。

エニワンプロジェクトは、2024年11月5日に一般社団法人として設立し1周年を迎えました。
私たちの活動は「難病」だけに留まりません。
病気や障がいの種類に限らず、何かしらの病気や障がいを抱える方、そのご家族、ご友人、さらに支援者までを対象とし、すべての立場の人が関わり合い、支え合える場をつくっています。

ありとあらゆる立場の方々と共に歩んできた1年の中で、大きなテーマとなったのは、病気や障がいへの〈偏見〉でした。「病気があるから可哀想」「病気がないからいいな」ではありません。

人は誰しも、見た目・身体・考え方・感じ方、それぞれに“ちがい”があります。
その“ちがい”を知ることから始めて、「ちがうからこそおもしろい」「ちがうからこそ助け合える」
そんなふうに、ちがいをたのしんでみませんか?

チャットを通じて誰でも自由に参加できる“対話型オンラインイベント”です。
相手の「ちがい」を尊重するだけでなく、自分自身と向き合い、新たな気づきが得られる、エニワンプロジェクト独自のプログラムを実施します。

ー 多様な人が共に学び、笑い合える ー

そんなあたたかい時間を、みんなで創り出しましょう!

開催概要

配信日時:2025年11月29日(土)19:00〜21:00(リアルタイム配信)
会場:ZOOM配信(画面オン・オフ自由)
※マイクはオフでお願いします。チャットでコメント参加OK!
※Zoomではお名前が画面上に表示されます。お名前の公開を控えたい場合は、あらかじめニックネームなどに変更のうえご参加ください。
参加費:無料(寄付付き応援チケットあり)
どなたでも無料でご参加いただけます。
「エニワンプロジェクトを応援したい!」という方は、寄付付きチケット(500円〜)をお選びください。皆さまの温かいご支援が、次の「おたがいさま」につながります。
申し込み:https://eniwan.peatix.com/

どなたでもご参加いただけますが、こんな方にぜひ届けたいイベントです。

  • 病気や障がいを抱えている方、ご家族、ご友人
  • 医療・介護・教育など、人と関わるお仕事をされている方
  • 多様性やダイバーシティ、インクルージョンに関心のある方
  • 病気や障がいは身近にないけれど、「誰かを理解したい」「優しさを広げたい」と思っている方

入院中でも、横になりながらでも、ご家族や仲間と一緒でも。
どんな立場の方も、気軽にご参加ください。当日はチャットを通じてみんなで一緒に考え、感じ合える参加型の配信を予定しています。

プログラム概要

  • オープニング

 “ちがいをたのしむ会”スタート!1年間の感謝とこれからへの想いを込めて。

  • エニワンプロジェクトってどんな活動?-1年の歩みと大切にしていること-

さまざまな出会いと挑戦、活動の軌跡を映像とともに。

  • メンバートーク “ちがいって、なんだろう?”

立場や経験の異なるメンバーが、それぞれの“ちがい”をテーマに語り合います。
一人ひとりの視点から見えるリアルな想いや気づきを通して、「多様性」や「お互いさま」の本質に迫ります。

  • 事前募集エピソード紹介『自分と違うけど素敵なところ』

事前に寄せられた、みなさんからの温かなストーリーを紹介します。

  • 休憩(5分)
  • 座ったままできるヨガ – 特別プログラム –

エニワンヨガ代表・狐崎友希による、特別無料ヨガタイム。
病気や障がいのある方も安心して参加できる、座ったままでできるやさしいヨガです。
深呼吸とともに、こころとカラダをリセットしましょう!

  • 参加型コーナー〈幸せのカケラリレー〉

みんなの“小さな幸せ”をつないでいく、あたたかな時間です。

  • チャットトーク

視聴者と一体となって進行する参加型トークコーナー。
当日は、リアルタイムで寄せられるチャットの声を拾いながら、メンバーがコメントや質問にお答えします。
その瞬間に生まれる“つながり”や“共感”をぜひ体感してください。

  • エンディング・エニワンプロジェクトのこれから

次の1年へ―。みんなと一緒に描く未来をお話しします。

プログラム表

エニワンプロジェクト独自のプログラム

注目ポイント

メンバートーク “ちがいって、なんだろう?”

難病当事者である、エニワンプロジェクト理事3名がテーマをもとに、それぞれの視点から語るコーナーです。
3名はそれぞれの経験から、周囲との考え方や感じ方の“ちがい”に時には悩み、時には学び、全てを糧にして活動しています。
代表理事の狐崎は、難病をきっかけに患者会【M-N Smile】を立ち上げ、現在は約700名が参加。活動を通じて出会った人の中には、親の借金・ご家族の病気・様々な理由で大切な方を亡くされた方など、ご自身の抱えているものを打ち明けてくれる方も多く「病気や障がいだけが大変なのではない」と気づかされました。
参加者は、3人の語りの中で「共感」「発見」「違いの尊重」を感じながら、“自分と他者のちがい”について皆さんの気づきにつながればと思います。

事前募集エピソード紹介『自分と違うけど素敵なところ』

家族や友人、職場の人、著名人、街で見かけた人など、「自分と違うけど素敵だなと感じたところ」を事前に募集したエピソードをピックアップして紹介します。
「ちがう」からこそ魅力があり、刺激を受けたり、視野が広がることも。
同時に、参加者にもチャットでエピソードをリアル募集し、1人1人の声を時間の許すかぎり読み上げていきます。

◆『自分と違うけど素敵なところ』大募集!

自分とは違う考え方・立場・年齢の方と出会って、「素敵だな」と感じたエピソードを教えてください。
募集フォーム:https://forms.gle/r2cqfDb9cVWrJXNv8
※いただいた内容はイベント内でご紹介させていただく場合があります。また、イベント終了後にホームページで公開予定です。

座ったままできるヨガ – 特別プログラム –

ヨガインストラクターとして【エニワンヨガ】を運営する代表理事 狐崎による、病気や障がいのある方もない方も一緒に楽しめるヨガです。
これまで3年半で延べ5,000人以上を指導し、中外製薬やノバルティスファーマなどの企業での登壇経験も多数。新聞や雑誌掲載、企業向け動画制作などメディア実績も豊富なインストラクターによる、特別な無料ヨガを実施します。
座ったままでできるやさしいヨガを通し、自分の心と身体に向き合う時間を持つことで、「自分にはできない」「チャレンジしても意味がない」といった〈自分への偏見〉に気づくきっかけにもつながります。

参加型コーナー〈幸せのカケラリレー〉

日常の中にある「幸せ」に目を向け、1つ1つの幸せをリレー形式でつなげていくコーナーです。
参加者だけでなく、当日参加できなかった方々にも事前に募集し〈幸せのカケラ〉を1つの動画にまとめて紹介します。
相手との「ちがい」を知ると、自分自身の幸せにも目を向けられる。
動画を見ながらチャットでも同時に募集し読み上げます。イベント後、動画に追加して後日公開する予定です。

◆『あなたの幸せ』大募集!

あなたが幸せだなと感じる時はどんなときですか?日常の中で感じる〈幸せ〉を教えてください。
募集フォーム:https://forms.gle/r2cqfDb9cVWrJXNv8
※いただいた内容はイベント内で紹介します。

偏見のない社会へ — “ちがい”をたのしむところから。

一般社団法人エニワンプロジェクト代表理事 狐崎 友希のメッセージ

「みんなと同じだと安心する。でも、本当はそう思っていないのに、周りに合わせて頷いてしまった。」
「自分と違う意見の人とは話が合わない。」
「学歴や肩書きがないから、自分には価値がないと思ってしまう。」

そんなふうに感じたことはありませんか?

私たちのからだの大きさ、経験、考え方、生まれ育った環境、価値観…
すべてが“ちがう”からこそ、世界は豊かで、多様で、面白いのだと思います。

想像してみてください。
全員が同じ服を着て、同じものを食べ、同じ会話をし、同じ仕事をしていたら…。
きっと世界はとても退屈で、そもそも社会は成り立ちません。

病気や障がいについても同じです。
「病気があるから可哀そう」——本当にそうでしょうか?
“可哀そう”という言葉の裏には、「自分はそうでなくてよかった」という優劣の目線が潜んでいることもあります。

誰しも、見えていない悩みや大変さ、そして小さな幸せを抱えています。
「私は大変」「あなたは大変じゃない」ではなく、それぞれの人生の中にある“ちがい”を知り、尊重し合うことができたら、世界はもっとあたたかくなるはずです。

みんな違っていい。違いって、楽しい。
その実感を、みんなで一緒に味わえる時間にしたいと思っています。

「ちがい」を知ることは〈生きやすい社会〉をつくる第一歩です。

── 病気を知ることは、社会をやさしくすること。
サステナビリティの柱のひとつ「社会開発」では、平等な社会環境づくりが私たち一人ひとりに求められています。SDGsが掲げる「誰一人取り残さない社会」を実現する上で、最も身近な課題の一つが「病気」です。

厚生労働省の調査では、労働人口の約3人に1人が通院治療を続けながら働いているとされており、病気や障がいは、ある日突然自分や家族、友人、職場の同僚に降りかかる可能性があるものです。

こうしたリスクを踏まえ、2016年には経済産業省が「健康経営優良法人認定制度」を創設し、企業は従業員の健康保持や疾病予防に本格的に取り組むようになりました。また、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進も広がり、性別・年齢・国籍・障がいの有無だけでなく、病気・育児・介護など、それぞれの背景を持ちながら、すべての人が公平に働ける環境整備が進んでいます。

しかし現実には、病気や障がいを抱える本人やその家族、同僚、地域の人など、多くの人が不安を抱えています。

  • 病気になってから、以前のように働けなくなってしまった。
  • 障がいがあるから、家族や周囲に迷惑をかけている。
  • 家族が病気になったから私が支えないと!弱音は吐けない。
  • 職場の人が病気になって負担が増えてしまった。
  • ヘルプマークを付けている人に、どう接していいか分からない

その背景には、相手の状況を「知らない」ことから生まれる無意識の偏見=アンコンシャス・バイアスがあることにあります。人には誰しも「できないこと」と「できること」があり、その違いを理解し、互いを尊重することが、共に生きやすい社会をつくる第一歩です。

本イベントを通して、病気や障がいの有無にかかわらず「できること」に目を向け、「ちがい」に対する理解を広げるだけでなく、自分の可能性に気づき、一歩を踏み出す後押しになればと考えています。

エニワンプロジェクト設立記念イベントには、およそ100名が参加

会場参加者とスクリーンに映るオンライン参加者全員で、ありがとうのポーズで記念撮影

これまでの取り組み

エニワンプロジェクトは、設立初年度から「病気がある人もない人も、笑顔でつながる社会」を目指して活動を続けています。

◆一般社団法人エニワンプロジェクト設立記念イベント【ありがとうを伝える会】

2025年3月には、設立記念イベント【ありがとうを伝える会】を開催。
同イベントは、クラウドファンディングを通して法人・個人122名の支援により実現しました。
支援者とともに創り上げた「ありがとうを伝える会」は、参加者満足度100%を記録し、多くの感動と笑顔が生まれたイベントとなりました。

会場とオンラインで登壇してくださった患者本人と家族
エニワンプロジェクト代表理事 狐崎友希(右)司会を務めたのは患者の母(中央)
懇親会は立場を越えて和やかに行われました

〈ありがとうを伝える会イベント開催レポート〉
https://eniwanproject.org/arigatou-event-report/

◆毎月開催している3つの交流会

  • 【COMMU】患者同士の交流会
  • 【SUPPO】家族・支援者の交流会
  • 【SHARE】両者が参加する交流会

これまで、延べ70名以上が参加し、疾患や立場を越えて互いを理解し合う「対話の場」を継続しています。

◆病気や障がいと共に生きる当事者の声を社会に届ける活動

  • 患者・家族・支援者を対象としたアンケート調査・インタビューの実施サポート
  • 難病・障がいに関する講演やメディア出演
  • 製薬企業・教育機関との協働プロジェクト

このような活動を通して、病気や障がいと共に生きる当事者・ご家族の声を社会に届ける活動を展開しています。


【取材・講演依頼について】
エニワンプロジェクトでは、「当事者のリアルな声を社会へ届ける」活動の一環として、メディア取材・講演・パネルディスカッションなどのご依頼も受け付けております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。


一般社団法人エニワンプロジェクト

「OTAGAISAMA(お互いさま)」の精神と「ON-OKURI(恩送り)」の心を大切に、「病気がある人もない人も当たり前に生きられる世の中」を目指して活動する非営利型の一般社団法人です。運営メンバーの3人全員は10年以上にわたり難病と共に生きてきた当事者であり、代表理事のパートナーは2つの難病を抱えている患者家族でもあります。難病と共に生きるメンバーが笑顔でチャレンジし続けることで1人でも多くの人の背中を押し、病気や障がいがあっても挑戦できる場を作り続けています。

今後も、「OTAGAISAMA(お互いさま)」の精神と「ON-OKURI(恩送り)」の心を大切に、笑顔あふれる社会づくりに挑戦し続けます。

代表理事 狐崎 友希
     (きつねざき ゆうき) 

多発性硬化症、視神経脊髄炎患者会 【M-N Smile】代表
多発性硬化症と視神経脊髄炎の患者さんとそのご家族のみが入れる患者会を2015年に立ち上げ現在全国に666名(2025/6現在)のメンバーが参加。

患者当事者としての活動

多発性硬化症当事者として5年間で11回の講演会に登壇し、6回のメディア取材を受け難病当事者としての声を発信。(2025.4月現在)

ヨガインストラクターとしての活動

2022年メディカルヨガインストラクター・ryt500を修了。病気がある人もない人もできるオンラインヨガ教室【エニワンヨガ】をオープン。2022年3月から3年間で約810レッスン 延べ4,000人を指導

活動実績

  • 2015年5月  多発性硬化症/視神経脊髄炎/MOG抗体関連疾患 患者会 【M-N Smile(えむえぬすまいる)】設立
    (Facebook参加者限定のページの運営/年1回、東京でのランチ会開催/不定期でオンラインランチ会開催)
  • 2023年10月  エニワンプロジェクト活動開始 第1回アンケート実施 1週間で120名回答
  • 2024年5月    エニワンプロジェクト『体験談を伝えたい方募集』31名応募(2024年11月現在)
  • 2024年6月   田積がエニワンプロジェクトにメンバーとして参画
  • 2024年7月   企業との協働プロジェクト開始
  • 2024年7月   第1回患者交流会【コミュ】開催 6名参加
  • 2024年7月   杖や車いすを使われている方(検討中の方)へのアンケート実施 50名回答
  • 2024年7月   杖や車いす購入場所アンケート実施 1週間で104名回答
  • 2024年8月   第1回支援者交流会【サポ】開催 5名参加
  • 2024年10月  上田がエニワンプロジェクトにメンバーとして参画
  • 2024年10月  雨の日も笑顔で!便利なレイングッズプロジェクト 1週間で105名回答
  • 2024年10月  第1回患者・支援者交流会【シェア】開催 8名参加
  • 2024年11月 「非営利型一般社団法人エニワンプロジェクト」法人化
  • 2024年12月 第2回患者交流会【コミュ】開催 4名参加
  • 2025年1月 第2回支援者交流会【SUPPO】開催 4名参加
  • 2025年2月 第2回患者・支援者交流会【SHARE】開催 7名参加
  • 2025年3月 エニワンプロジェクト設立記念イベント【ありがとうを伝える会】開催 会場+オンライン 合計91名参加
  • 2025年4月 第3回患者交流会【COMMU】開催 7名参加
  • 2025年5月 第3回支援者交流会【SUPPO】開催 3名参加
  • 2025年6月 第3回患者・支援者交流会【SHARE】開催 9名
  • 2025年7月 第4回患者交流会【COMMU】開催 6名参加
  • 2025年8月 第3回支援者交流会【SUPPO】開催 3名参加
  • 2025年9月 第3回患者・支援者交流会【SHARE】開催 9名

報道各社の皆さまへ

報道各社の皆様には、エニワンプロジェクトが行う活動について、新聞・雑誌などの発行物、ウェブ、テレビ・ラジオ放送など、様々な形態で広く取り上げていただきたく、心からお願い申し上げます。

取材依頼に関するお問い合わせは、こちらへお願いいたします。