新常識「オタガイゴト」ってなに!?
難病や障がいによる偏見や差別をなくすため、健常者に対する病気や障がいへの理解を広げるだけでなく、当事者も、胸を張って生きられる社会を指します。
活動のきっかけ
活動のきっかけは、杖や車いすを使われている方を対象に行なったアンケート調査でした。
●杖や車いすを使用する、検討する際、使用するのが嫌だと思った理由
- 人の視線が気になる
- 使い始める前は36歳くらいだったので30代で杖を使うのに抵抗があり、周りからの視線も嫌だと思ったから。
- 人が多いところへ行くと自分が邪魔と思います。
- 友達等に見られたくないのと行動範囲が狭くなる。
- 障害者になってしまった。 周りから同情と揶揄な目にさらされるのかと。
アンケート結果から見える課題
実際に杖や車いすが必要な当事者の声を聞くと、本当は必要としているのに、障がい者や高齢者というイメージで、杖や車いすを利用できないという方が多いことに気づきました。
●偏見により考えられるリスク
- 行動範囲が制限される
- 外出が減ることでの筋力低下
- 症状によっては進行を早める
- 精神的な塞ぎ込み
- 精神疾患の併発
健常者と当事者、両者ともに病気や障がいへの意識を変えていくべき
この問題を解決するには、健常者へ難病や障がいの理解を広げるだけでなく、当事者自身も「難病や障がいがあると社会の弱者だ」という意識を変えなければいけません。
エニワンプロジェクトが実施する交流会の中でも、偏見について話し合いを行っています。
エニワンプロジェクトが取り組む「オタガイゴト」活動
難病や障がいへの理解は、決して他人ごとではありません。
難病や障がいが身近にない方へ向けて理解を広げる活動を行うことで、「難病や障がいが特別なものではない、可哀想なものではない」「いつか自分や家族が難病や障がいを抱えても安心して向き合える」という意識改革につなげます。
そして、患者自身も健常者との関わりの中で、「自分も人の役立てる」「ありのままでいい」という意識を強め、社会での活躍の場を広げていきます。
誰もが手を取り、協力し合う【お互いさまの心】が成功への近道です。
病気じゃなく「人」を見る社会に
難病・障がいの偏見をなくすボードゲーム&講演プロジェクト
難病や障がいを抱える方々への理解を深めるボードゲームなどの教材を制作し、学校の授業や企業研修、地域イベントなどに導入することで、社会全体の意識改革を進めていきます。
●教材(ボードゲーム)制作支援者募集中
楽しく自分事として考えていただけるよう、ボードゲーム形式の教材を制作したいと考えています。教材制作にご支援いただける企業や団体、個人の方を募集しています。お力を貸していただける際は、こちらよりお問い合わせをお願いいたします。
当事者の経験を誰かの勇気につなげるYouTube配信での情報発信

YouTubeチャンネル「つながる声、つながる笑顔 − エニワンプロジェクト」
病気や障がいを抱える患者、そのご家族・ご友人・支援者の「声」がつながり、「笑顔」が広がる!前向きに生きるきっかけとなる動画コンテンツの制作・配信を行います。
体験談や思いを届けることで、誰かの力や希望になることを願い 「OTAGAISAMA(お互い様)」と「ON-OKURI(恩送り)」の気持ちを大切に、病気のある人もない人も、誰もが当たり前に生きられる世の中を目指して発信しています。
◆患者・家族・友人・支援者が一堂に会したイベント【ありがとうを伝える会】のダイジェスト動画も配信中!
リアルとオンラインにより総勢91名が参加し、お互いに相手を尊重するインクルーシブな社会のお手本とも言える世界が実現されました。
同じ境遇の方には、前向きに生きるためのヒントを提供し、医療従事者や患者を支える企業の方には、普段触れることのない患者の日常や想いを知ることで、サービス向上に役立ててもらう目的があります。
また、SDGsに取り組む企業にとっても、社会課題である「多様で柔軟な働き方の実現」への理解を深めるコンテンツを配信していきます。